ビジネスに携わる皆さんにとって、ピーター・ドラッカーという名前を聞いたことがない人は少ないでしょう。
そのピーター・ドラッカーによると、顧客の創造をするためのマネジメントに求められるものは次のうち一体どれでしょうか。
- 生産と品質管理
- ISOの取得とJIS規格
- マーケティングとイノベーション
答えは3です。
会社が経営の目的である「顧客の創造」 実現させるために必要なのは、この2つの機能を持つことだけだとピーター・ドラッカーは断言しています。
マーケティングをドラッカーに言わせると「ほっといても勝手に物が売れていく状態を作る事」となります。
商品開発から物流、営業手法までいろいろありますが、突き詰めるとそういうことです。
それと、やはりイノベーションです。
かつて、ソニーが得意だったように、日本の会社というのはイノベーションで成長してきました。
本来イノベーションは、ベンチャー企業や中小企業が得意な分野なのですが、最近では大規模な会社より中小企業の方が苦手なところが多い気がします。
なぜなら、社長が過去の成功体験や古い価値観にとらわれすぎていて、変わることができないからです。
イノベーション、つまり革新は、常に自己否定です。
今の自分たちの姿が、ベストだと思わないことです。
イノベーションが苦手な中小企業の経営者というのは、今の形が1番良い、あるいはそれしかしょうがないじゃないか、という状況になっていることが多いのです。
いつも現状がベストではないことを認め、それをよくするために何を変えていかなければいけないのかということを、ぜひ常に考えてもらいたいと思います。
経営者の中には、まるで自分の新たな知識を自慢するために、よく本を読んでいるとか、セミナーにたくさん参加しているという方がいらっしゃいますが、本来の目的は「変わるため」です。
学んだことを自己改革に生かさなければ、学びにはならない「自己満足」にしかなりません。
出典
河辺よしろう『社長力講座』ぱる出版