ランチェスター経営戦略実践会2019年5月のご案内

開催のご案内

テーマ

「中小下請製造業の抱える問題点と未来のモノづくりを現場・現実・現物で考える」
～事業承継2代目の受渡の責務と、これからの地方の製造業の在るべき姿を語る～

内容

日本の製造業を取り巻く環境は急速に変化しています。
大手と言われる製造会社が次々と外資に買収されていく速度が加速し、国内の製造業の在り方自体が根本から変わろうとしている。
国内労働生産人口の減少なども拍車をかけて人手不足感が中小企業を覆ってます。
しかし、そんな中で地方ではランチェスター戦略を学んで独自の経営戦略で成長にチャレンジし続ける社長の存在がクローズアップされています。
会社のビジョンというもので大切なことは「自社のビジョン」よりも、「社会変化のビジョン」に自社がどう対応していくかということ。
5月のランチェスター実践会は製造業の第一戦で地方における日本の現場を支え続ける株式会社タイメックの棚橋雄二社長から、地方の製造業がこれから成長していくための展望をお伺いさせて頂きます。

今は課題が山積の日本の製造業。
地方の製造業の「事業承継」の現場から日本の製造業の未来を展望し、これからのこの国の製造業の在り方を一緒に考えます！

棚橋雄二社長ご自身によるセミナー内容のご紹介

株式会社タイメックに1996年に入社してから代表取締役社長就任まで執行猶予は9年。２代目として事業を承継する立場を2005年に経験致しました。

当時３６歳。今から14年前のことです。そしてその当社も今年で創業50周年を迎え、私自身もこの5月で齢50となります。この後、後継者が社長交代する時期を2033年と考え、残り14年（私64歳、長男36歳）。現在、折り返し地点です。私が事業を受ける側として経験してきたことが今回お話しすることの中心となります。
「あなたは「事業承継」と「事業継承」の違いを理解していますか？」
「事業承継」と「事業継承」の違いを初めて知りましたが、今回は地位や保有する株式、不動産といった財産等の引継ぎ、いわゆる「事業継承」ではなく、創業の精神や社風といった事業を続ける中で長年、培われてきた精神的なものまで引き継いでいくからこその「事業承継」をテーマでお話しするつもりです。

「承継」はとても時間がかかることを自身の経験を含めた内容でお話させていただき、時間がかかる故の双方の苦労の共有や共育、コミュニケーションが必要であることを聞いていただきたいと思います。そしてその他に下請製造業の抱える人手不足、不安感、未来のモノづくりへの期待感etc.を話させていただきます。