ランチェスター経営戦略実践会 2019年4月 開催内容
テーマ
経営者のためのリーガルクリニック
~経営者のための処方箋~
講師
大津町法律事務所 弁護士 宮本 真志先生
講師プロフィール
三河地方出身
- 平成23年に法科大学院修了後,同年司法試験に一発合格
- 平成24年から弁護士登録(愛知県弁護士会)
- 平成28年に独立,現在は大津町法律事務所の共同経営者
経営法務、相続、交通事故を得意分野とし、個人・法人等様々な法的トラブルの解決に尽力している。
敷居が高くて相談しにくい、なかなか解決しないという弁護士業界の不満を解消すべく、相談しやすい環境、スピード解決を考え、仕事をしている。
また、紛争が生じてからではなく、紛争の予防や戦略的法務にも取り組み、守りの法務から攻めの法務へ転換することで、経営者が安心して経営に専念できる環境作りをしている。
講義の内容
日々の事業活動において、リスクマネジメントは必要不可欠です。
しかし、社長自らが全ての法律を知った上でビジネスを行うのは、至難の業です。
取引先との契約上のトラブルや、従業員との雇用トラブル等、経営には押さえておきたい法律のポイントが多々あります。
今回は、ランチェスター会員でもある大津町法律事務所 弁護士 宮本真志氏を講師にお迎えし、これらの事例を基にした実践的なケースをお話しいただく中で、経営に必要となる法律の重要ポイントを学んでいただき、自社のリスクマネジメントに活かしていただける内容となっております。
- 会社の取引先とのトラブル
- 従業員との問題
- 会社支配権といった内部問題
- 経営者個人の問題
等を取り扱った事例等を基に実践的なケースを用いて説明します。
講義の獲得目標
経営者として知っておかなければならない法的知識,トラブルになることを予期する勘所を見につけることも目標にします。
日時
2019年4月16日(火) 18:30~20:30
会場
実践会
名古屋駅前
懇親会
名古屋駅周辺
参加費
実践会
プラチナ会員:無料
一般:8,000円(税込)
懇親会
4,500円(飲み放題、税込) 20:45~
実践会を終えて
2019年4月16日、名古屋駅前で経営者の為の完全会員制コンサルティング型勉強会「ランチェスター経営戦略実践会」を開催しました。
今回は、ランチェスター倶楽部の会員でもある仲間の大津町法律事務所の弁護士 宮本真司先生に中小企業と法律の現状についてご登壇頂いた。
弁護士と聴くとなにかトラブルでもなければ必要ないという印象を持つ社長も多いのではないでしょうか?
私はコンサルティング会社と障害者福祉事業に取り組んでいることから、弁護士に対する自分なりの考え方を持っている。
それはこれからのビジネスをする以上、中小企業であっても「顧問弁護士」を持っていること。
顧問弁護士と聴くとなにやら高額な感じがするが、普段それほど相談のない時には顧問弁護士を持っているという対外的な看板料を比較的安い値段で定額契約して、具体的な対処が必要な場合にはその都度費用を弁護士と協議の上、お支払いするというやり方。
実際に福祉事業などをしていると、ホームページやパンフレットなどにしっかりと顧問弁護士を入れることで色々な抑止力になっている。
係争というと対社外に対してという印象が強いが、実は今とても有効なのが従業員対策。
弱者ビジネスとして従業員や、元従業員という立場の人のトラブルがとても急増していて、またそれを後押しする組織や弁護士がかなり増えている。
中小企業からは金が取りやすいからである。
実際に全国展開していると 大手の弁護士事務所のホームページを見て欲しい。
残業代未払い、解雇など経営者側ではなく社員側に立った相談窓口の間口の広さに恐ろしくなる。
弁護士というのはことが起きてからではなく、まずは抑止力として存在する時代になった。
さらに普段から弁護士と付き合うことで、急な対応が迅速にできるようになるメリットがある。
弁護士のコモディティ化の時代。
かつてのアメリカがそうだったように、日本でも無視できない潮流であることは間違いない。