飛騨信用組合理事長 黒木正人氏の金融講座を聞いて

さるぼぼマネー さるぼぼコイン

最近、ものすごく思うことがあります。
それは、これからの経営者は規模の大小にかかわらず金融知識がないと、会社の方向性を決めるのも難しくなるということ。

銀行といえば今までは単純に「お金を借りるところ」というイメージだったと思いますが、未来を見据えた金融機関の役割とはまったく違うものでした。

それを教えて頂いたのが、飛騨信用組合理事長 黒木正人氏です。

土曜の午後に名古屋駅前にて地域通貨「さるぼぼマネー」などで全国的に注目をされている岐阜県高山市にある、飛騨信用組合理事長の黒木正人氏に、ランチェスター倶楽部にて講演をして頂きました。

黒木氏は、岐阜市にある十六銀行で辣腕を奮っていた人としてご存知の方も多いと思いますが、飛騨信用組合にかわられてから同組合を地域No.1の金融機関に育て上げ、昨年末に理事長に就任されました。

黒木氏もランチェスター戦略をしっかりと勉強されており、「弱者の戦略」で地域No.1になっていました。

「さるぼぼマネー」は地元地域で約1200店舗が加盟し、さるぼぼマネーを利用したくて口座を開設しに来る事業者も少なくないそうです。

お店等でのスマホによる支払いだけではなく、法人同士の決済にも利用でき、さらに税金まで納付できるというところまで広がりを見せています。

ある意味、大手都銀が目指している、いつまで経っても実現しない仮想通貨の役割を、すでに担っている現実的な地域通貨になっているところがすごい!

講演前、ランチェスター倶楽部の会員向けに音源収録をさせて頂いたのですが、金融機関としての役割を高山という地で考えた時に、今までの経験とは逆張りの戦略こそが地域経済を支えると感じられたとのこと。

地方都市では、零細事業者一つも潰さないこと。

後継者がいなくても社長が死ぬまで事業を続けること。

そして地域の金融機関は社会インフラとして、どうそれを支え続けていけるのかを考え抜くこと。

そうして生まれてきたのが「さるぼぼマネー」だったり、融資判断は1日以内といったサービス。

黒木氏は40年にも及ぶ金融機関の一線で得た、並外れた知識と経験を、地元企業の為に存分に活かしているのには尊敬の念しかない。

常識で考えるのではなく、常識を考える人の典型。

このセミナーを聴かないことは、金融知識が10年は遅れるだろうと確信しました。

規模の大小にかかわらず社長は、金融知識をしっかりと身につけることがこれからの会社の成長戦利略には不可欠ですね。

橋本美穂
河辺よしろう
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