経済学者シュンペーターは、イノベーションの神髄のことを何と呼んだでしょうか。
- 天才的破壊
- 個性的破壊
- 創造的破壊
予期せぬ環境変化が相次ぐ時代に、企業は自らの革新ができなければ生き残れません。
現在ある状況を否定し、創造的な破壊に挑むことで、企業は変化に対応し、新しい時代に新たな価値を提供し続けることができるのです。
これをやっていかないとどんどんジリ貧になっていきます。
答えは3の創造的破壊です。
すごいなと思うのは、ユニクロの柳井正さんです。
現状維持は後退だという言葉からも分かる通り、常に成長のために創造的破壊を繰り返しています。
パート・アルバイトを16,000人正社員化するという取り組みも、なかなかできることではありません。
もちろんそこには意図があって、人を採用しやすい、つまり人材を確保しやすいので、人手不足の解消に先手を打ったという面もありますが、自分たちのビジネスモデルを大きく変えるほどの決断は柳井さんだから出来たと言えると思います。
中小企業は
「うちはそれをやったら潰れちゃうよ!」
となるかもしれませんが、そこを考えることは創造的破壊なのです。
出典
河辺よしろう著『社長力講座』ぱる出版