「小さな会社だから儲からない」はウソ

こんな数字をご存じでしょうか。
日本にある会社のうち、98%は従業員100人未満の中小企業であり、従業員5人未満で4割、同じく10人未満で6割を超えるのだそうです。

日本はまさに、中小企業大国といえるでしょう。

ところが、残念なことに、そのうちの約8割の会社が、毎年「赤字」で、あえいでいます。

「やっぱり、儲かるのは一部の会社だけか」
「結局は、2%しかない大企業が、利益を全部持っていくんだな」

もし、あなたがそう思っていのなら、はっきり申し上げます。

「小さな会社だって儲かります」
「小さい会社だからこそ、儲かるやり方があるんです」

ただ、それを知っているか、実行しているか、どうかなのです。

私が「儲けの指標」としているのが、従業員1人当たりの「経常利益」です。

ランチェスター戦略の第一人者である、竹田陽一先生のランチェスター経営(株)で算出したものを、毎年使わせていただいています。

上場企業は決算書を一般公開していますから、その経常利益は従業員数で割った数字とお考えください。

「Yahoo!ファイナンス」2012年の単独決算の数字をベースに作成した例をもとに、お話をすすめていきましょう。

パナソニックの年商は3兆8724億円と、総合家電メーカーとしては圧倒的な売上を誇りますが、従業員数は5万1611人、1人あたりの経常利益は約108万円となります。

NECは1兆7491億円の売上に対し、1人あたりの経常利益は約54万円。
富士通でも、1人あたりの経常利益は約183万円です。

専業メーカーですと、工作機械用NC装置で世界首位を占めるファナックの年商は、4641億円と総合メーカーに比べると決して大きくない数字です
しかし、従業員数が2690人と少ないため、1人あたりの経常利益は約8351万円と、総合メーカーを圧倒しています。

ここで取り上げた専業メーカーは、東証一部上場企業で、そのまま中小企業に当てはめて考えることはできませんが、年商と1人あたりの経常利益を比較してみると、企業の興味深い姿が浮かんできます。

会社の規模や従業員数が大きいと、それだけ設備投資や維持費、人件費なども莫大にかかってしまいます。
また、1つの案件について決裁をもらうだけでも、大変な手間と時間がかかり、ここぞという機を逃してしまう場合もあります。
経営にとって、大企業であることは、必ずしも有利に働くわけではないのです。

戦国時代、弱小尾張藩の織田信長が、大軍率いる今川義元の軍勢に「桶狭間の戦い」で勝てたのは、戦う場所を自分で選んだからといわれています。
地の利を使い、さらに信長は少人数ならではの機動性を活かした、奇襲攻撃をかけることで、圧倒的な勝利を収めました。

小さな会社には、小さな会社の戦い方、儲け方があるのです。

「勝てない、儲からない」と嘆く前に、まずは小さくても儲けている会社がたくさんあることを、知っていただきたいと思います。

あなたの会社がその一員になる準備は、もう始まっているのです。

~儲けのツボ!~
小さな会社の社長にしかできない儲け方がある

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