自分の会社に今ある商品こそ、最適で最大の投資先

中小企業の多くは、どこにでもある商品を、誰でもできるやり方で販売することが多いため、価格競争に陥りやすい傾向にあります。

1円でも安い商品をお客さんに提供したい、そのために大量仕入れの薄利多売方式を貫く会社も少なくありません。

しかし、この方法を続けると、会社が疲弊するのは目に見えています。

多売ができないのが中小企業の特徴です。
それよりも、「会社に興味を持ってもらうための仕組み」を作ってしまえばいいのです。

その切り札となるのが「商品」です。

中小企業にとっては、今、会社にある商品こそ自社を守る、あるいは業界に殴り込みをかける「武器」といえます。

業界初の新商品だったり、高度な技術やサービスがある場合はもちろんですが、昔からある商品でも、少し手を加えるだけでホームラン・バッターに変わる可能性があるのです。

会社の中でまずは宝探しをしてみてください。
目の前にある見慣れた商品こそ、最大の投資先かもしれないのです。

それが、今ある商品であればさらに磨いて年々グレードアップしていきましょう。

  1. 特徴のあるものをつくる
  2. さらに磨きをかける
  3. No.1の商品を作っていく

商品は一度開発したらよいとか、一度ヒットすればよいというものではなく、常に磨きをかけて微に入り細に入りグレードアップしていかないと、だんだんじり貧になっていってしまいます。

昔から大ヒット商品として皆さんがご存知の花王の「アタック」という洗剤は、ほぼ9カ月に一度リニューアルをかけています。

購入する私たちが気が付いていないだけの変更を常に続けているから、トップセールスを維持することができるのです。

会社の売り上げがじり貧になってきたらぜひ、商品の見直しとグレードアップの検討を早めにしましょう!

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