「投資とパチンコや競馬、宝くじは同列」とNISAでの運用に猛反対する荻原博子氏
90年代から、荻原氏はテレビの露出が増えてよくメディアに登場していました。
その頃から何を言っているのかよく理解できず「理解できない自分が勉強不足なんだろうな」と漠然と考えていました。
しかし、2022年8月26日放送の「変わる報道番組#アベプラ ひろゆき×荻原博子×森永卓郎、積立NISA全振りでOK?お金の増やし方を議論する」で萩原氏のでたらめなロジックが、奇しくもあまり好きではないひろゆき氏によって理解することができました。
今回、荻原氏はひろゆき氏とのバトルの中で「投資とパチンコや競馬、宝くじは同列」との主張で、NISAでの運用に猛烈に反対しています。
ランチェスター実践会で学んだ「投資信託による社長の為の資産形成」を受講していれば、いかにこれがでたらめな話かよく分かるはずです。
株への投資は、私たち投資の素人が自分の価値観や読みによってしていますが、世界の投資信託においては、投資のプロが長年に渡って運用をしている類のもので、宝くじとは性質がまったく違います。
投資信託の学習の中で一番初めに学ぶことは、「長期保有、毎年のポートフォリオの見直し、株式市場への極端な反応はしない」ということです。
お金大好きなひろゆき氏は「日本株には投資をしない」と繰り返し言っている理由はこれです。
1993年末を100とした場合でのNYダウ工業株30だけを見ても、こんな感じです。
一時的に大きなマイナスになっても、米国株は長期的に上昇し続けているのです。
それがいつまで続くかということは正直誰にも分かりませんが、アメリカン・インジェニュイティという米国独特の新しいものを作り出す特殊な才能文化と投資が世界から集まる限り、緩やかに右肩上がりになるでしょう。
さらに、もっと長いスパンとしてS&P500の150年EPS推移を見てもこんな感じです。
荻原氏の言う「株は博打だ!だから宝くじや競馬と一緒」という発言は常軌を逸しており、経済ジャーナリストとして理論破綻していることを、ネットが露出させてしまいました。
SNSの普及で最近同じように破綻しているのが、「日本経済破綻論」を30年前からずっと唱えている経済評論家の藤巻健史氏。
数字を見ないで語る評論家の著書は、害悪だと確信しました。
私は個人的に、NISAを活用して海外成長株式の信託運用を5つに分けて続けています。
銀行に貯金しておくより、よっぽど夢がありますよ。
ただし、投資はあくまでも自己責任で。