経営者としての資質を身に付けるためには、いろいろな情報を吸収する必要があります。
本を読む事はもちろん、実際に経営者として成功している方と積極的に交流すべきです。
しかしそれ以外にも、次のような方法があります。
- 地元で開催される勉強会などに積極的に参加する
- 有益な経営者向けセミナーなどを探して参加する
- 経営者向けのメールマガジンに登録し、随時情報を受け取る・業界誌・紙に目を通す
地元での勉強会等は、経営者として最低限必要な法律や労務、税務の知識などを吸収できるだけでなく、そのような集まりには、同じような志を持った経営者が集まってきますから、その場所で良い仲間を作ることもできます。
私の起業した多治見市においても、たまたま起業直前に士業の方々が集まって、月に1度、朝の6時半から喫茶店で食事をしながら、1時間ほどのミニセミナーを行う「朝食会」と言うものがありました。
もちろん、私は喜んで参加して、早10年が経ちました。
延べ100回以上の勉強会で吸収した知識と、そこで出てきた仲間は、私にとってかけがえのないものになっています。
全国区の経営者セミナーで、私が1番利用するのは、社長専門のコンサルタントである牟田学氏が理事長を務める「日本経営合理化協会」です。
料金はそれなりなのですが、勉強になる内容が多く積極的に参加をしています。
また、このセミナーに1度でも参加すると、同協会からダイレクトメールが届くようになります。
そのダイレクトメールを見るだけでも、とても勉強になります。
チラシに書いてあるセミナーの目次は、セミナーを予約したものですし、月に1度「繁栄への着眼点」と題して、牟田理事長の、これまた素晴らしい社長向けのメッセージが受け取れます。
私はこのダイレクトメールを毎月楽しみにし、このメッセージは、ファイルを閉じて保存してあるほど価値があります。
経営者向けのメールマガジンは、数多くのものが存在します。何年かの間に取捨選択をした結果、今私が購読しているのは、次の2つです。
- 神田昌典氏の「『仕事のヒント』神田昌典365日語録」
- 武沢信行氏の「がんばれ社長今日のポイント」
どちらも毎回納得のいく内容で、社員に知らせたい内容の場合は、これらをコピーペーストしてメールで送ると言うような利用もしています。
業界誌・紙には、自社の業界での最先端の内容が盛り込まれています。これらは、社内の勉強会の材料にしたり、ときには機構をして取り上げてもらうことも良いでしょう。
定期的に情報が入ってくるようにいろいろな方面に仕掛けを作り、常にアンテナを張っておくことが大切です。
出典
小原 隆浩『コアラ社長の経営戦略』週刊住宅新聞社